― 1分でわかるビューティビジネス ―

こんにちは、安倉秀人です。
今回は「繁忙期前に必ずやる業務整理」について、店舗経営者・サロンオーナーの皆さん向けにお伝えします。

なぜ繁忙期前の業務整理が重要なのか

まず前提として、繁忙期は“売上を最大化できる最大のチャンス”です。
一方で、準備不足のまま突入すると、現場は混乱し、機会損失や顧客満足度の低下につながります。

化粧品専門店や美容サロンでは、母の日、年末商戦、ボーナス時期、新生活シーズンなど、売上が大きく動くタイミングがあります。

このとき重要なのは、「忙しくなってから改善する」のではなく、「忙しくなる前に整える」ことです。

私は百貨店現場からブランド立ち上げ、IT導入支援まで25年以上この業界に関わってきましたが、繁忙期の成果は“準備の質”でほぼ決まると感じています。


繁忙期前に整理すべき3つの業務

① 業務フローの可視化(店舗・サロン業務の棚卸し)

一つポイントになるのは、「今の業務を言語化できているか」です。

・接客の流れ
・予約管理
・レジオペレーション
・在庫発注
・クレーム対応
・SNS更新

これらが属人化していないでしょうか。

繁忙期にトラブルが起きる店舗の多くは、「なんとなく回っている」状態です。
業務を一度書き出し、ムダ・重複・不要な工程を洗い出すことが業務改善の第一歩です。

業務整理は、いわば“クローゼットの整理”と同じです。中身を全部出さないと、本当に必要なものは見えてきません。


② 人員配置と役割の明確化

繁忙期は「誰が何をやるか」が曖昧だと一気に崩れます。

・接客専任
・レジ専任
・在庫補充担当
・SNS/集客対応

役割を明確にし、「優先順位」を決めておくことが重要です。

特にサロン経営では、施術者が予約管理やSNSまで抱えてしまうケースがあります。
結果として施術の質が下がれば本末転倒です。

繁忙期前に一度、「この業務、本当にこの人がやるべきか?」と問い直してみてください。


③ 在庫と売れ筋商品の戦略整理

店舗経営者にとって最大の機会損失は「欠品」です。

・売れ筋商品の在庫は十分か
・死に筋商品が棚を圧迫していないか
・繁忙期限定セットは準備できているか

ここを整えるだけで売上は大きく変わります。

特に化粧品店の場合、ギフト需要が高まる時期は単価アップのチャンスです。
事前にPOP、クロスセル導線、セット提案を用意しておくことが重要です。


業務改善を成功させる実践ポイント

小さく改善し、すぐテストする

完璧を目指さなくて大丈夫です。
一つ改善したら、現場で試す。そして修正する。

このPDCAを繁忙期前に回しておくことで、本番での混乱が激減します。


ITを活用する

・予約システム
・顧客管理(CRM)
・在庫管理の自動化
・LINE連携

中小店舗こそIT活用で“少人数でも回る仕組み”を作るべきです。

私はこれまで多くの小売・サロン現場を見てきましたが、IT導入はコストではなく「時間を生む投資」です。


まとめ|繁忙期は“仕組み”で勝つ

繁忙期は体力勝負ではありません。
仕組みで勝つ時代です。

・業務の棚卸し
・役割の明確化
・在庫戦略の見直し

この3点を整えるだけで、売上・客単価・顧客満足度は大きく変わります。

あなたの店舗・サロンは、忙しくなる前に整っていますか?

繁忙期前の業務整理は、未来の利益を守る準備です。
ぜひ今日から一つ、取り組んでみてください。

私は、ビューティビジネスはまだまだ伸びる業界だと考えています。
だからこそ、現場の業務改善が何より重要なのです。

一緒に、強い店舗経営をつくっていきましょう。