お客様は、一度ご来店いただいたとしても、日常生活の中ではお店やサロンのことを忘れてしまいがちです。そんな中、DM(ダイレクトメール)は、お客様にあなたのお店を思い出してもらい、再来店のきっかけをつくる強力なツールです。
売上につながるDMのポイントは 「タイミング」「内容」 に加えて、「自分のための案内だ」と感じてもらうパーソナル感 です。
1. 最初のステップ:お礼DM

- 送付タイミング:来店後 1〜3日以内
- 目的:感謝の気持ちを伝え、印象を強化
- 内容例:
- 来店のお礼
- 担当スタッフの一言メッセージ
- 次回来店時の特典案内(割引・プレゼントなど)
- ポイント:
- 手書きやスタッフの写真入りでパーソナル感を出す
- 来店時の会話や購入商品を引用して「自分のことを覚えてくれている」印象を与える
2. 中期フォロー:リマインドDM

- 送付タイミング:来店から2〜4週間後
- 目的:そろそろ再来店してもらう動機づけ
- 内容例:
- 季節やお悩みに合わせたおすすめメニュー
- 新商品の案内
- 有効期限付きのクーポン
- ポイント:
- 「前回ご購入いただいた◯◯のケア方法」「お試しになりたいと言っていた◯◯」など、過去のやりとりを反映
- 「○月末まで」「先着○名様」など期限や数量で行動を促す
3. 長期フォロー:イベント・キャンペーン案内DM

- 送付タイミング:3か月以上来店がない方
- 目的:関係性の再構築
- 内容例:
- 季節のイベントやキャンペーンの案内
- 「久しぶりにいかがですか?」の呼びかけ
- お誕生日特典や記念日クーポン
- ポイント:
- 誕生日や記念日など、本人だけに該当する情報を活用
- 「○○様だけへのご案内」「ご来店◯周年記念」など特別感を演出
4. 「自分のための案内だ」と思わせるDMの作り方

- 名前は必ず本文や見出しに入れる(例:「◯◯様へ」)
- 過去の来店・購入履歴に触れる(例:「購入頂いた〇〇でお肌の調子はいかがですか?」)
- 興味や悩みに合わせた提案(例:「乾燥ケアにおすすめの新メニューが登場しました」)
- 特典や情報を限定感のある表現にする(例:「◯◯様だけにお届けするご案内です」)
- 感情に寄り添った文章(例:「この季節はお肌が揺らぎやすいので…」)
5. 成果を高めるための工夫

- 顧客管理台帳やシステムで来店履歴を把握し、送付タイミングを自動化
- 紙DMとLINE・メールを組み合わせて複数チャネルで接触
- 送付リストをセグメント(常連・休眠・新規)してメッセージを最適化
まとめ

売上につながるDMは、「来店直後の感謝 → 忘れかけた頃の思い出し → 長期不来店者への再アプローチ」という 3ステップの流れ が効果的です。
さらに「自分のための案内だ」と感じてもらえる内容にすることで、再来店率と売上は大きく向上します。