1. はじめに:コスメの“楽しい発見”を求める場所

バラエティストア(例:PLAZA、LOFT、ハンズなど)は、コスメの世界で「体験と発見の宝庫」として特異なポジションを築いています。
若年層やコスメ好きユーザーが「ワクワクする売場」を求めて集まるこのチャネルでは、他の流通チャネルとは異なる成功要因が存在します。
2. 勝ち筋①:商品選定は“バズ”と“新しさ”がすべて

バラエティストアでヒットする商品には以下の特徴があります。
- SNSや口コミで話題(TikTokやXでバズる)
- 新規性・限定性がある(数量限定・コラボ商品など)
- パッケージが目を引く・写真映えする
そのため、ブランド側としては「売場に出す前から話題を作る」ことが重要です。
PR戦略と店頭展開は、セットで設計すべきです。
3. 勝ち筋②:売場は“編集力”で魅せる

バラエティストアの最大の強みは、商品陳列や什器演出の「編集力」にあります。
- 季節イベントやトレンドにあわせたテーマ売場(例:夏のくすみケア、秋の新作コスメ特集)
- カテゴリー横断の提案(「アイメイク強化セット」「10代の保湿入門」など)
- ブランド横断の体験型コーナーやテスター設置
売場をただの棚ではなく、“ショーケース”として設計することで、購入意欲を高めています。
4. 勝ち筋③:店舗スタッフは「共感型インフルエンサー」

バラエティストアでは、スタッフの接客も購買行動に大きく影響します。
- 商品を実際に使った感想を丁寧に伝える
- おすすめ理由や比較の視点を交えて提案
- SNS感覚のフレンドリーなコミュニケーション
中でも、店舗スタッフのレコメンドが売上に直結することが多く、“売れるスタッフ”が注目される存在に。
5. 今後伸びる可能性:OMO型・体験融合型店舗へ

今後のバラエティストアチャネルは、以下の方向に進化すると予想されます。
- ECと連動した“OMO型売場”(アプリ連動・店頭スキャン→EC購入など)
- 体験重視のフラッグシップ型店舗(メイクアップサポート、パーソナルカラー診断など)
- アジア系インバウンド消費の再拡大(観光立国回復を背景に)
6. まとめ:バラエティチャネルは“売場がメディア”

バラエティストアチャネルで成功するためには、商品力だけでなく、
「売場自体がメディアである」という視点が重要です。
売場の企画力とSNS戦略を連動させ、店頭とオンラインの両輪で認知と体験を設計する。
この視点を持てるブランドが、今後の勝者になるでしょう。
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