■ ドラッグストアは「最寄り+衝動買い」の最大拠点

ドラッグストアは、化粧品のチャネルとして全国規模で成長し続けている巨大マーケットです。
とくに、ヘルス&ビューティ(H&B)領域においては、
「ついで買い」「日常使い」「気軽な新商品チェック」など、生活導線上に存在することで圧倒的な接点を持っています。

店舗数の多さ・立地の便利さに加え、価格競争力も武器の一つ。
一方で、どの店舗も棚割りや取り扱いブランドが似通いがちで、差別化が難しいという課題も抱えています。


■ 勝ち筋①:カテゴリー特化型売場で“主婦×コスメ”を狙う

ドラッグストアでは、いわゆる「プチプラの殿堂」とも言えるほど手頃な価格帯のブランドが主力です。
その中で、特定のカテゴリーに特化する売場づくりは成功事例が多く、

  • 「時短メイクコーナー」
  • 「敏感肌・赤ちゃん肌用スキンケア特集」
  • 「マスク時代のアイメイク提案」
  • 「40代からのエイジングケア特集」

など、生活者の“悩み”に応える棚構成やPOP訴求は、高い効果を発揮しています。


■ 勝ち筋②:美容部員なしでも売れる「情報POP・動画サイネージ」

百貨店のように美容部員を配置できないドラッグストアでは、売場の「無人接客」力がカギを握ります。

  • QRコードで使い方動画を見せる
  • 棚前サイネージでビフォーアフターを訴求
  • クチコミランキング形式で商品を並べる

など、情報提供を工夫することで「試せない・聞けない」不安を払拭し、購買に結びつけられます。


■ 勝ち筋③:自社PBや共同開発商品でリピーター化を狙う

ドラッグストア大手では、化粧品においてもプライベートブランド(PB)や共同開発の流れが進んでいます。

  • サンドラッグの「ビノワ」や「ビオレ」限定処方
  • ウエルシア×メーカーの共同開発エッセンス
  • マツモトキヨシの独自ナチュラルブランド展開

など、“ここでしか買えない”アイテムによって、価格競争ではない継続的な来店動機をつくる動きが強まっています。


■ 今後の注目ポイント:調剤・健康相談と連動するビューティ提案

ヘルスケアとの親和性が高いドラッグストアだからこそ、
肌トラブル・年齢変化・ホルモンバランスといった領域へのアプローチがカギになります。

調剤併設型店舗や、管理栄養士/薬剤師との連動で、
「肌荒れ×生活改善」「サプリメント×美肌サポート」といったクロス提案が注目され始めています。


▼まとめ:ドラッグストアで売れるコスメは「課題解決+手軽さ」

最寄り店舗としての強みを最大限に活かしつつ、
「選ばれる理由」となる商品訴求・棚づくりが差別化の決め手です。
“ついで買い”されるために、気づき・安心・新しさを感じさせる売場づくりが、これからの勝ち筋です。


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