2025年も折り返し地点。
化粧品業界では、上期(1月~6月)の動きから大きな変化の兆しが見え始めています。
この記事では、マーケターや経営者の皆様に向けて、2025年上期の動向を整理しながら、下期に注目すべき5つのトレンドをわかりやすく解説します。
2025年上期の振り返り:化粧品業界で何が起きたのか?

1. インバウンド需要がV字回復
- 中国・東南アジアからの訪日観光客が再び活発化
- 都心部の百貨店・ドラッグストアでは高価格帯アイテムが好調
- 地方は対応の遅れで格差が拡大
2. SNSとショート動画が購買の起点に
- TikTok・Instagram・YouTubeショートが商品発見の場に
- 「バズったコスメ」=「買ってみたい」が若年層のトレンド
3. AIによるパーソナライズ提案の普及
- ECサイトやアプリ内で肌診断・カラー診断などが一般化
- 資生堂・花王など大手がリード
4. Z世代の多様性・透明性志向が加速
- クリーンビューティ・成分開示・サステナビリティ対応が必須要素に
- ジェンダーレスやノージェンダーなコスメも支持拡大
2025年下期の化粧品業界トレンド予測【5つのポイント】

1. 生成AI × マーケティングの本格化
生成AIがマーケティング活動の中心に。
SNS投稿、広告文、商品説明文などがAIで自動生成される時代に突入しています。
注目ポイント:
- 小規模ブランドもAIで大手並みのプロモーションが可能に
- 顧客データを活用した「パーソナライズ提案メール」の自動配信
👉 戦略ヒント: 自社のCRMやLINEデータをAIと連携し、販促自動化へ踏み出そう!
2. TikTokコマース × ライブ販売の拡大
動画プラットフォームが「販売チャネル」に進化。
インフルエンサーやBAによるライブ配信での販売が一般化します。
注目ポイント:
- 「見て→即買い」が10~30代女性の新しい購買行動
- ストーリー性とエンタメ要素がある紹介が売上に直結
👉 戦略ヒント: 社内に“ライブ対応スキル”を持つ人材を育てよう!
3. クリーンビューティの再定義と機能性の両立
「肌に優しい」だけでなく、「機能性」も重視される流れへ。
有効成分+クリーン処方の両立がキーワードです。
注目の成分例:
- ナイアシンアミド
- レチノール
- ペプチド類
👉 戦略ヒント: 成分の機能性を「わかりやすく」伝える工夫が必要!
4. 日本ブランドの再評価と越境ECのチャンス
K-Beauty・C-Beautyの勢いがやや減速し、「ジャパン・クオリティ」が再注目されています。
注目市場:
- 中国本土(Tier2都市)
- ベトナム・インドネシア・アメリカの自然志向層
👉 戦略ヒント: 「メイド・イン・ジャパン」の価値をストーリーで伝える海外展開を強化!
5. 店頭の「体験価値」が売上を左右する
アットコスメ東京や資生堂フラッグシップのような「体験型店舗」が注目の的。
注目される体験:
- AI肌分析/カラー診断
- 香り・テクスチャー体験
- バーチャルメイクアップ試着
👉 戦略ヒント: 店頭には“遊び+学び”の要素を!
まとめ:2025年下期は「進化と原点回帰」の二刀流がカギ

2025年の化粧品市場は、
- テクノロジー(AI、SNS、動画)による進化
- 成分・品質・ブランド価値の原点回帰
この両軸で動いています。
未来を見据えながら、今ある強みをどう再編集し、どう発信していくかが勝負の分かれ目です。
あなたのブランドも「次の一手」を!
この記事の内容が、自社のマーケティングや商品戦略を考える上でのヒントになれば幸いです。
「自社に合ったAI活用法がわからない」「動画販促を始めたいが人材がいない」などお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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