2020年代以降、韓国・中国コスメが世界市場で急速に台頭。かつては日本製コスメに憧れていたアジア諸国の若者が、今はK-BeautyやC-Beautyを選ぶ時代になっています。その成長の背景には、いくつかの要因があります。
韓国コスメの強み

- トレンド対応の速さ:開発〜市場投入までがわずか数ヶ月。SNSで流行を読み、瞬時に商品化。
- ビジュアル戦略:パッケージ、モデル起用、世界観設計まで抜け目なし。Z世代を強く惹きつける。
- スキンケア技術の革新:再生因子やドクターズコスメなど、成分開発にも余念がない。
中国コスメの急成長

- テック融合型の進化:AIによるパーソナライズ診断、ARメイク、ライブコマースとの連動。
- 国家的な支援と資本力:ブランド育成の国策推進、マーケティング投資が桁違い。
- 価格と品質のバランス:ユーザー視点で「納得価格×トレンド感」を両立。
さらに、両国とも「自国発の文化発信力」が強い。K-POPやC-ドラマの影響で、コスメも“憧れのカルチャーの一部”として認識されています。
日本製コスメの競争力は、品質だけでは通用しなくなっています。
世界の化粧品市場は、”体験価値 × スピード × SNS戦略”へと完全にシフトしているのです。
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