──SNS時代の「選ばれるお店」とは?


◆ 購入前に“何を見る”? 現代の消費者の行動パターン

消費者が化粧品を買う際、どのように店舗やECを選んでいるのか?参考にされるSNS・クチコミサイトや、選ばれるお店の共通点を紹介します。

化粧品を買う前、今の消費者はまず「情報収集」から始めます。特に以下の情報源を活用する傾向が強くなっています:

▶ よく参考にされる情報源TOP5(複数回答)

  1. Instagram・TikTokなどのSNS:リアルな使用感やレビュー動画
  2. @cosme・LIPSなどのクチコミサイト:ランキング・ユーザーレビュー
  3. Google検索/Googleマップ:近くの店舗検索、評価チェック
  4. YouTube:美容系インフルエンサーによる紹介動画
  5. ブランド公式サイト/ECモール(Amazon・楽天など):成分や価格の比較

SNSやクチコミ情報が“入口”となり、Googleや公式情報で“決め手”を得る構図です。


◆ 実際に選ばれるお店の共通点とは?

以下のような要素が揃っていると「行ってみたい」「買ってみたい」と思われやすくなります。

【選ばれるお店の特徴】

要素内容
① SNSとの連動性商品入荷情報やプロモーションがInstagramやTikTokで流れてくる
② 実際の使用感がわかる店舗やECでのビフォーアフター・動画・使用例などを見せている
③ クチコミの見える化店頭POPにお客様の声やSNSの投稿を表示している
④ EC・店舗の連携オンラインで取り置きや在庫確認ができる店舗設計
⑤ 接客のデジタルサポートLINEやチャットでカウンセリング相談ができるなどの仕組みがある

◆ 購入チャネルは“ハイブリッド型”が主流に

たとえば、「SNSで商品を知る → クチコミで評判をチェック → 店舗で試す → ECで購入」など、1つのチャネルだけで完結しない行動が一般的になっています。

→ ビジネス側も「体験」+「情報」+「利便性」のトータル設計が求められます。


◆ 実店舗が選ばれるには?

  1. SNSやクチコミで“話題にされる”理由づくり(接客の魅力、限定品など)
  2. スマホで「調べたとき」に出てくる情報の整備(Googleビジネスプロフィールの強化)
  3. オンラインで“比較したくなる魅力”の提示(価格、成分、レビューの見える化)

◆ まとめ:店舗とECは「分ける」時代から「繋げる」時代へ

いま求められているのは、「どこで買うか」よりも、「どの体験が気持ちいいか」。
消費者の買い方の変化を理解することが、選ばれるブランド・店舗作りの第一歩です。