「うちは肌につけるものだから、カウンセリングが必要なんです」
これは、ECをやらない理由としてよく聞く言葉です。
しかし、それは本当に消費者のためでしょうか?

■ 薬ですらネットで買える時代に

厚生労働省のルール整備のもと、第一類医薬品ですらECで購入可能な現代。体に直接影響を与える薬がネットで売れるのに、「化粧品だからカウンセリングが必要」とするのは、果たして説得力があるでしょうか?


■ 消費者の“当たり前”は変わっている

消費者にとって、「ECに商品がない=不便」。
24時間いつでも買える。再購入もワンクリック。使用感のレビューも比較できる。
これが今の消費者の「当たり前」。
店頭限定は、選択肢を狭めているとすら思われかねません。


■「売らない理由」は、「買えない言い訳」に

「カウンセリングが必要」というのは、本質的には“売らない理由”ではなく、“買えない理由”になっています。
顧客との接点を、店舗のみに限定する時代は終わりました。
オンラインも活用することで、顧客の選択肢を広げ、ファンを増やすことが可能です。


■ まずは“売り方”を変えてみる提案

ECは対話のない販売ではありません。
・FAQの整備
・LINEやチャットによる簡易カウンセリング
・初回購入者へのサンプル提供やフォローアップメール
など、オンラインでも寄り添う仕組みは作れます。


■ まとめ

「カウンセリングが必要だからECをしない」という考えは、もはや消費者の感覚とズレている可能性があります。
選ばれるブランドになるために、“売らない理由”より“買いやすくする工夫”を考えてみてはいかがでしょうか?


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